HIKASANE
漆ぬり 弁当箱 大 杉の木クラフト
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挽き曲げという伝統的な曲げの技法により、角の丸い四角形で仕上げられた杉の木のお弁当箱。杉素材ならでは軽量さ、速乾性、そして香りが特徴的。また、本漆塗りで仕上げているため、使い込むごとに、色味に味わいが生まれていきます。
様々なデザインのバッグにも収納しやすい、細マチのすっきりとしたフォルム。それでいて容量はしっかりと確保されています。接着剤、塗料も全て100%天然材料を使用。約630mlのサイズ大は、男性におすすめのサイズ感です。
*漆の塗り直し、割れ、欠けなどの修繕も可能です。
スタッフによる使用感
手にとって驚くのは軽さです。大サイズでも140gでとにかく軽い。また、マチが細めなのでどんな鞄でも持ち運びやすく、嬉しいデザインです。
そして、程よい杉の香り。例えばカレーなどを入れた後で洗っても、すぐに杉の香りが立ち上がりました。色味も深い茶色なので、カレー以外にも人参のような、色がつきやすい食材が入っていても気にならないと思います。
また、蓋のふちには液漏れ軽減も考慮した凸が施されていたり、職人さんが一つ一つ丁寧につくっていることが見て伺える、完成された製品です。
杉の木クラフトについて

一昔前までは、小さな生活道具から家具、建築に至るまで、身近に手に入る杉で何でも作られていました。今も残る杉でつくられた古いものの、大事に使い続けられ、磨かれ手入れされてきた時間がつくる風合いの美しさにははっとするものがあります。
杉にこだわったものづくりは最近ではめずらしいようですが、杉山に囲まれたところで制作活動をする僕たちにとって、そこに豊富にある材を地産地消の姿勢で使うことは昔と同じようにごく自然なことなのです。
杉を扱い続けることで、素材の性質や特徴、品種の違いなどの詳細までも理解するようになります。まっすぐに通った木目、材色は樹皮に近いところは白く、内部は黄、橙、赤、茶、こげ茶色まで様々。きめの細かい材質で光沢のある滑らかな肌触り。年輪の堅さの違いを生かした割り肌や、焼杉、うづくりといった独特の表情。こんな多様な特徴を持つ杉への興味はより深くなり、それを生かしたものづくりが、益々面白くなっています。そして杉で出来ることがまだたくさんあることにも気づき、ものづくりの幅も広がっています。
また、杉が本来持っている個性を生かすことは、自分の作品への作為的な表現を抑え、無理な個性づけを避ける助けにもなります。 昔の人のものづくり、特に庶民の作った庶民のための素朴で簡素、実用的なものづくりに共感する僕たちにとっては制作時に気をつけていたいことです。
さらに素材の入手のしやすさ、広葉樹に比べ乾燥時間が短いこと、加工がしやすく、狂いにくいことも、高度な技術を持たない僕たちには、とても扱いやすいのです。
自由な発想で杉材ならではの加工法を自分なりに工夫し、暮らしの道具を生み出すのはとてもやりがいがあります。
2サイズ展開:大(630ml 幅20.5 × 奥行8.5 × 高さ6cm)と小(510ml 幅18 × 奥行8 × 高さ6cm)





